ワンピースの大友龍三郎
大友龍三郎さんといえば、とても印象的な低い声で、数々の巨漢、大男、悪役を演じている声優さんです。
自分はドラゴンボールのダーブラの声が忘れられないのですが、ワンピースのクロコダイルといえば最近の人には伝わるようですね。
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でもここ最近、大友龍三郎さんがどうやら、アニメワンピース(以下アニワン)内で不穏な動きをしているようなんです。
1月31日放送のアニワン。
いつもならオープニング内でその回で出演する声優のスタッフロールが流れるので、今日登場するキャラや初登場キャラの声優が判明し、
ある意味ここでネタバレが発生しているのですが、
この日も普通にアニワンを観ていて、ふと気になり、オープニングまで戻って確認したところ、
“傳ジローとスキヤキのキャストが無い“
ということに気づきました。
ちなみに、これより下はワンピース原作の重大なネタバレを含みますので、アニメ主導の方は読まないでいただきたいのですが、
オロチの手下である、狂死郎一家の親分、居眠り狂死郎の正体は、
“傳ジロー“です。
「え、うそ!?なんで?」という方はぜひ、原作ワンピースをお読みください。
以上の事実から、狂死郎の正体である傳ジロー初登場となった1月31日放送回では、(おそらく)狂死郎役の岸尾だいすけさんが
傳ジローの若い頃の声を担当していました。聞いた感じですけど。これは原作でわかっていることだし、長寿作品ワンピースでは、
これまででも同じ声優さんが別のキャラを担当することは多々ありました。
そしてここからが本題(あくまで予想の範疇)ですが、
今回、スタッフーロールに名前がないキャラクターがもう1人いました。それが、
“光月スキヤキ“ ベベン♪
現代ではオロチによって殺されたとされているキャラクターなのですが、
スキヤキもまた、今回初めてセリフがありました。
その声が、
誰がどう聞いても、
“大友龍三郎さん“
なのです。
そして、大友さんがワノ国編で担当しているキャラクターが実はもう1人います。
“天狗の飛徹“
何が言いたいかというと...。
狂死郎=傳ジローであることを伏せておく必要があったためスタッフロールから名前が消えたのだとしたら、
飛徹=スキヤキであることを伏せておく必要があったため同じく名前が消されていたのではないか!?
ということです。
そして、そもそもこの天狗、初登場時から相当怪しいキャラクターでした。
日本を舞台にしているから天狗族がいるのかと思いましたが、天狗は彼1人のみ。
そして付いた二つ名が、
“美少女こけしコレクター“
なんじゃそりゃ。
しかし、こけしは日本を代表するフィギュア。このこけしを集めているとされている描写がいくつか出てきていました。
オロチ城の地下。幼少時のスキヤキの趣味らしきもの。
これだけの条件が揃っているので、声を聞かずともファンの間ではもう飛徹の正体がスキヤキではないかという憶測は立っているようですが、
今回アニメ先行でこの説がより現実性を増すこととなりました。
こういうサプライズを声優のキャスティングでやってくれると、ファンとしてはさらに楽しみが増えますよね。
さてさて、答え合わせはいつになるか。クライマックスに突入したワンピースを原作アニメ共々、これからも
応援していくとしましょうか! ベベン♪
タレント名鑑の奥野壮を救いたい
2021年版のタレント名鑑が発売されました。
一通り目を通していて、ふと思い、どうしても書きたかったことがあったのでひとつ。
奥野さんといえば、平成最後の仮面ライダー”ジオウ”として有名ですが、
令和3年のタレント名鑑だというのに、プロフィールが寂しすぎるのがどうしても気になりました。
この人、他にも色々出てたのに、どうして経歴が抹消されているのか?
ちなみに奥野さんの主な出演歴は、
・ピーナッツバターサンドウィッチ
・書類を男にしただけで
・逆転人生
・私がモテてどうすんだ(映画)
・劇場版ポルノグラファー(映画)
・灰色の壁(映画)
など、俳優としてのキャリアだけでも充分スペースを埋められるほどあります。
所属のオスカープロモーションがよほどの有名作でなければ経歴として認めないのか?
タレント名鑑に届け出る時に何か不具合があったのか?
はたまた、タレント名鑑の最終調整時に本人にとって不都合なことがあったのか?
憶測は尽きませんが、彼はちゃんと俳優として活躍していますから、
ひとまず安心するとしましょうか。
ち な み に、
同じく仮面ライダージオウに出演していた押田岳さんのタレント名鑑でのページがこちら
映画が最初に明記され、仮面ライダーは二の次って感じですね。
芸歴的にも彼の方が先輩なので、仕方ないのかもしれませんが。
タレント名鑑も読んでいると色々芸能界の”闇”らしきものが垣間見えるので、
芸能ファンは読んでみると面白いですよ。
仮面ライダージオウ Blu-ray COLLECTION 1【Blu-ray】 [ 奥野壮 ]
シャーマンキングの林原めぐみ
林原めぐみさんといえば、
・「新世紀エヴァンゲリオン」の綾波レイ
・「アンパンマン」のこむすびマン
・「ポケットモンスター」のムサシ
Etc...
など、声優としての活躍は言わずもがなだが、
個人的にこの「シャーマンキング」という作品においては、
林原めぐみという“声優“の素晴らしさが凝縮されていると感じる。
当時たまたま第一話のリアルタイム視聴に遭遇したのを今でも覚えている。
関西ローカルで水曜午後6時30分。
画面が一瞬暗くなり、直後中心がキラッと光る。それと同時にあの力強い言葉が聞こえる。
“よみがえれ“
シャーマンキングのヒットの背景には、間違いなく、この「よみがえれ」そして2期OP曲の「きみに届けNorthern lights」
が影響しているはずだ。
林原さんは、「声優アーティスト」と「キャラソン(キャラクターソング)」というジャンルを築いた先駆者ともいえる。
2つの違いはとても繊細な位置にあって、実は正しく歌い分けることはとても難しい。
2つの歌い分けについて、林原さんはこのように解釈している。
それも“声優・林原めぐみ”の独特なところだと思いますね。私の中ではいくつかパターンがあって。キャラのマインドや作品の世界観を全身に受けた林原めぐみさんで歌うパターンもあれば、キャラになりきって歌うパターンも当然あるし、(中略)ゴリゴリの林原めぐみさんとして歌う場合もある。さらに言うと、主題歌の場合はその作品世界を代表して林原さんとして歌うんだけど、挿入歌のようにより作品の中に入った曲の場合はもう少しキャラの人格が必要になってきたりもするんですよね。そのさじ加減が私らしさだとも思います。(https://natalie.mu/music/pp/hayashibaramegumi03/page/2)音楽ナタリーより
恐山アンナは、テンション的には「名探偵コナン」の灰原哀に似ているところがある。
灰原哀も昔は黒の組織という悪に属し(好きでいたわけではない)
ここ数年で、工藤新一に好意的で、友人の子供達を保護者のような眼差しで見る
女将のようなキャラになった。
恐山アンナも幼少期は鬼を飼うほどダークな性格から、麻倉葉に出会い、
彼をシャーマンキングにすべく尽くす女将となるわけで、
2人のバックボーンは規模は違えど似ているのだ。
それでも、灰原哀は頭脳派だが、恐山アンナはビンタはするし足は出るし、自身もシャーマンとしての能力が高い。
そこの違いはちゃんと声に表れていて、きっと技術的に作ったのではなく、
キャラクターから何かを感じ 自然とそうなったのだろうと思う。
このように、誰が聞いてもこの声が林原めぐみだとわかるのに、
恐山アンナの声を聞いていても、灰原哀を思い出すことはない。
作品を決して邪魔することのない演技ができてしまうのが、
彼女の凄いところなのである。
そんな林原めぐみさんが再び恐山アンナとして”よみがえる”
シャーマンキングが2021年4月から放送される。
今回は原作に沿ったストーリーで、完結版までアニメで描かれるようだ。
多少の配役変更はあるが、恐山アンナの役と、主題歌は林原さんが続投することが決まっている。
また、2月20日には、林原さんの役作りに関する秘密に迫る書籍も発売される。
声優を目指している人や、林原めぐみのアニメで育った大人達はぜひ読んでみてほしい。
彼女の活躍は衰えるところを知らない。
30th Anniversary Best Album「VINTAGE DENIM」
【Amazon.co.jp限定】TVアニメ「SHAMAN KING」主題歌マキシシングル(仮)(ブロマイド付き)
マツケンサンバIIの松平健
今年始まって、松平健さんのことが気になってしょうがない。
年末のガキ使のせいだろう。
さらに年明けにはNHKで、マツケンマハラジャからのマツケンサンバIIに早着替えして歌うという、マジックショーのような演出の歌番組も見てしまった。
マツケンサンバIIはなぜこんなにも頭に残るのだろう。
それはさておき、
松平健さんは「暴れん坊将軍」の主役として名を馳せた時代劇役者という印象だ。
800回以上の超長寿時代劇として、名を馳せた松平健さん。
舞台公演でイントロがひたすら長いエンディングのパフォーマンスが注目を浴び、
そこから怒涛の「マツケン○○...」シリーズが制作されることとなる。
マツケンサンバは1〜3まで作られ、国民的人気となったのは2である。
2が一番ハデで振り切っているなぁという印象。背筋を伸ばして緊張して観る時代劇と
真逆のサンバがツボにはまる。
歌詞も、時代劇の内容と全く関係のない、
「みんなで踊ろう!」といったどこまでもパリピ感のあるフレーズで、
しかもそれを時代劇スターが金ピカの着物を着て歌うのだから、
破天荒にも程がある。
マツケンシリーズはこれだけではなかった。
パラパラ、盆踊り、マハラジャ...。
手広くやっていた。
これを本人がやりたいと思ったのか、外から企画する人がいたのか。
企画者がいたとしたら、松平健にこの踊りをさせる脱時代劇臭を拭う戦略は
大成功だろう。徐々に曲が売れなくなったのは引き際を見誤ったか。
セーラームーンの三石琴乃
美少女戦士セーラームーンの新作劇場版が2021年1月8日から公開されています。
とても今風な絵になり、CGも多彩、カラフルなセーラー戦士の色がより鮮やかに表現されている。
昔懐かしい90年代、自分もセーラームーンSにハマり、何度も観た記憶があります。
ウラヌスとネプチューンの話はとても切ない...。
そんな大人達も楽しめるセーラームーンですが、このエターナル版では
主役の月野うさぎ(セーラームーン)以外はキャストが一新され、若手から、中堅になっている。
つまり...。
30年という時を経たというのに、セーラームーンの声が変わっていない!?
というある意味奇跡のような夢が実現している!
・上尾ますみ(クレヨンしんちゃん)
・山田たえ(ゾンビランドサガ)
・メレディス・グレイ(グレイズ・アナトミー)
の他にも、イエローハットのCMや、ドラマ「科捜研の女」に顔出し出演、
日本テレビ「Going!]のナレーションなどなど、日本の声に関するメディア作品
全てに関わっている。
セーラームーン劇場版の三石さんに関する動画はこちら
50歳を超えて高校生の美少女を演じる(文字にすると痛々しく感じるが)
ことの奇跡をぜひ劇場でご覧あれ!
美少女戦士セーラームーン SuperS[Blu-ray] Blu-ray COLLECTION VOL.1 / アニメ
鬼滅の刃の石田彰
2020年、後期もっとも注目された声優は、もしかしたらこの人かもしれない。
興行収入300億越えの日本一の劇場版アニメ
「鬼滅の刃 無限列車編」のクライマックスを盛り上げたキャラクター
猗窩座
このキャラクターは作中に登場する鬼の中でも、肉弾戦を得意とする鬼で、
まさか、この役を石田彰が演じるとは!と映画公開初日、トレンドに石田彰が挙がった。
(というのは、公開まで猗窩座が登場することは伏せられていたため、キャストも未発表だった)
石田彰といえば、御年53歳の大ベテランで、独特な声質でミステリアスな役を演じることが多い。猗窩座もミステリアスといえばそうだが、石田彰本人がそうであるように、
あまり筋肉ムキムキの体育会系を演じる印象がない。
今回、相手役が日野聡の煉獄杏寿郎というアツアツの体育会系であったためか、
それと対になる存在で、かつ中身は同じアツアツの体育会系を演じることのできる
人ということで、石田彰が起用されたのだろう。
”煉獄と対になる熱い男”をイメージしていろんな声が思い浮かぶが、
原作の段階で石田彰をイメージしていた読者は少なかっただろう。
それほど、彼の役の幅は広い。
何でも出来るというよりは、何でも深く掘り下げる努力を怠らないことで、出会った役の良さをしっかり魅せてくれる。
彼の魅力は声だと思われがちだが、声は持って生まれた武器の種類であって、彼自身の役者としての知識、鍛錬、感覚が頭一つ抜いて秀でているのだ。
・アイズ・ラザフォード(スパイラルー推理の絆ー)
・岡崎真一(NANA)
・十神白夜(ダンガンロンパ)
・キャベンディッシュ(ONEPIECE)
・有楽亭八雲(昭和元禄落語心中)
など、これ以外にも洋画の吹き替えも数多く担当しており、
声優ファンでなくとも、声は一度は聞いているはずです。
森七菜
昨年の下半期に放送していたドラマ「この恋あたためますか」(TBS系列)
に主演し、知名度が一躍上がった森七菜さん。
彼女を初めて拝見したのは、2019年のドラマ、「3年A組-今から皆さんは、人質です-」(日本テレビ系列)だった。
数多い有名な生徒役の中で、一際、力の抜けたナチュラルな演技をする子がいるなぁという印象だった。
次に彼女を観たのが昨年の「この恋あたためますか」だったのだが、この間に、
実は声の出演で大役を掴んでいた。
「天気の子」のヒロイン、天野陽奈だ。
彼女の名は、どちらかといえば、この「天気の子」で売れた声優というイメージが強い。
しかし、彼女の魅力は上述した通り、年齢よりも落ち着いて見えるナチュラルな演技だ。
「この恋〜」では、実年齢より上の21歳の役を演じている。年上を意識しているというよりは、自然体の彼女が十分21歳として通用しているといった感じか。
そんな森七菜さんは19歳なのに既に様々な芸能の分野に進出している。
「天気の子」での声優に、ドラマでの女優、ZIP!でのナビゲーター、そして、歌手デビュー。
何をやらせても彼女らしい自然体な表現で、安心できる。そして、可愛らしい。
この女優との出会いの感動は、昔、ウォーターボーイズに出演していた石原さとみとの出会いに似ていると個人的には思っているので、彼女の今後の活躍に要注目である。
ひとつ不満を述べるならば、”森七菜(もりなな)”って変換が一発でできなくて面倒。
もちろん、ドラマも面白いです。