鬼滅の刃の石田彰
2020年、後期もっとも注目された声優は、もしかしたらこの人かもしれない。
興行収入300億越えの日本一の劇場版アニメ
「鬼滅の刃 無限列車編」のクライマックスを盛り上げたキャラクター
猗窩座
このキャラクターは作中に登場する鬼の中でも、肉弾戦を得意とする鬼で、
まさか、この役を石田彰が演じるとは!と映画公開初日、トレンドに石田彰が挙がった。
(というのは、公開まで猗窩座が登場することは伏せられていたため、キャストも未発表だった)
石田彰といえば、御年53歳の大ベテランで、独特な声質でミステリアスな役を演じることが多い。猗窩座もミステリアスといえばそうだが、石田彰本人がそうであるように、
あまり筋肉ムキムキの体育会系を演じる印象がない。
今回、相手役が日野聡の煉獄杏寿郎というアツアツの体育会系であったためか、
それと対になる存在で、かつ中身は同じアツアツの体育会系を演じることのできる
人ということで、石田彰が起用されたのだろう。
”煉獄と対になる熱い男”をイメージしていろんな声が思い浮かぶが、
原作の段階で石田彰をイメージしていた読者は少なかっただろう。
それほど、彼の役の幅は広い。
何でも出来るというよりは、何でも深く掘り下げる努力を怠らないことで、出会った役の良さをしっかり魅せてくれる。
彼の魅力は声だと思われがちだが、声は持って生まれた武器の種類であって、彼自身の役者としての知識、鍛錬、感覚が頭一つ抜いて秀でているのだ。
・アイズ・ラザフォード(スパイラルー推理の絆ー)
・岡崎真一(NANA)
・十神白夜(ダンガンロンパ)
・キャベンディッシュ(ONEPIECE)
・有楽亭八雲(昭和元禄落語心中)
など、これ以外にも洋画の吹き替えも数多く担当しており、
声優ファンでなくとも、声は一度は聞いているはずです。