マツケンサンバIIの松平健
今年始まって、松平健さんのことが気になってしょうがない。
年末のガキ使のせいだろう。
さらに年明けにはNHKで、マツケンマハラジャからのマツケンサンバIIに早着替えして歌うという、マジックショーのような演出の歌番組も見てしまった。
マツケンサンバIIはなぜこんなにも頭に残るのだろう。
それはさておき、
松平健さんは「暴れん坊将軍」の主役として名を馳せた時代劇役者という印象だ。
800回以上の超長寿時代劇として、名を馳せた松平健さん。
舞台公演でイントロがひたすら長いエンディングのパフォーマンスが注目を浴び、
そこから怒涛の「マツケン○○...」シリーズが制作されることとなる。
マツケンサンバは1〜3まで作られ、国民的人気となったのは2である。
2が一番ハデで振り切っているなぁという印象。背筋を伸ばして緊張して観る時代劇と
真逆のサンバがツボにはまる。
歌詞も、時代劇の内容と全く関係のない、
「みんなで踊ろう!」といったどこまでもパリピ感のあるフレーズで、
しかもそれを時代劇スターが金ピカの着物を着て歌うのだから、
破天荒にも程がある。
マツケンシリーズはこれだけではなかった。
パラパラ、盆踊り、マハラジャ...。
手広くやっていた。
これを本人がやりたいと思ったのか、外から企画する人がいたのか。
企画者がいたとしたら、松平健にこの踊りをさせる脱時代劇臭を拭う戦略は
大成功だろう。徐々に曲が売れなくなったのは引き際を見誤ったか。